言いたいことdiary

50代になって思うこと

私とお餅の50年

今でこそ、お餅はスーパーで年がら年中買えるようになったが、私が子供の頃は本当にお正月しか食べられなかった特別なものだったように思う。

我が家は母の実家から貰うのが常だった。朧げな記憶では、昭和50年前後まで臼と杵で餅つきをしていて、母も手伝いに行っていたと思う。私も子供心に手伝いたくて仕方なかったのだが、母は自分がどれほど気が利いて手伝える人間かをさりげなくアピールするようなタイプ。やっぱりいてくれると助かるわ、なんて人から言われたいタイプ。そして結構、そつなくこなしちゃうタイプ。

そんな母は、子供が餅を落としたり、ふざけたりしたら大変だ、と何もしてないうちから決めつけるようなタイプでもあるので、やたら手伝いたいなどと言おうものなら頭ごなしに怒られる。

もし手伝わせて、その結果、迷惑をかけるような事を自分の子供が引き起こしたら、自分の活躍までふいになってしまうからね。

お餅を食べるといつもそんなことを思い出す。

今は餅つき機も買えるから、誰もが簡単に餅つきできるけど、もうやってみたいとも思わなくなった。物事に興味を持ってやらせるタイミング1つで、その後の人生にも関わることがあるのかもって思う。

たかが餅つきでもね。